2024年のJLPGAプロテストで、4度目の挑戦にして見事合格を果たした都玲華(みやこ・れいか)プロ。
彼女はどこの中学、高校でゴルフに打ち込み、どのようにしてプロゴルファーとしての道を切り開いてきたのでしょうか。
また、高校にゴルフ部が創設された背景には、父親の協力があったとも言われています。
本記事では、都玲華プロの出身中学や高校、そしてプロゴルファーになるまでの道のり、さらには彼女を支えるスポンサー企業について詳しくご紹介します。
都玲華の中学、高校は?高校のゴルフ部は県内唯一⁈
都玲華プロは、徳島県にある私立の一貫校である生光学園中学校、生光学園高等学校の出身です。
同校は吉野川沿いに位置し、幼稚園から高校までの一貫教育を提供しています。
都玲華プロは、生光学園高等学校に新設されたゴルフ部の1期生として活躍しました。
このゴルフ部の創設には、彼女の存在が大きく関わっていたことが伺えます。
「当時、徳島県の高校にゴルフ部が一つもなかったんです。
だからゴルフをする子たちは、香川や関西などの県外に行く人も多かった。
それで徳島県ゴルフ協会の方が新設に動いたんですが、私のお父さんが関わっていたのもあり、私のコーチが監督を引き受けてくれて。
それでゴルフ部が発足しました。
そういう背景もあって、好きなだけ練習場を使わせてもらえていたんです」
(引用元:KENTAKU Eyes)
引用元によると、2025年現在も徳島県で唯一の高校ゴルフ部である生光学園高等学校のゴルフ部は、現役プロゴルファーであり生光学園中学校出身の高橋佳伸氏が監督を務めています。
現役プロから直接指導を受けられる環境は、徳島県のジュニアゴルファーにとって大きな魅力であり、都玲華プロのJLPGAプロテスト合格は、後輩たちのモチベーション向上にも繋がったことでしょう。
生光学園高等学校は、ゴルフ部以外にもeスポーツ部を設けるなど、現代のニーズに応える革新的な教育に力を入れています。
eスポーツは、世界中で競技人口が1億3000万人を超え、賞金総額も億単位に達するなど、今後も成長が期待される分野です。
都玲華のプロゴルファーへの道のりは?
都玲華プロは、愛犬のトイプードルと年の離れた妹を癒しと語るほどの動物好きとして知られています。
高校生の頃は、漠然とペットショップの店員やキャビンアテンダントになりたいという夢も抱いていたとされています。
彼女が本格的にプロゴルファーを目指す決意をしたのは、高校3年生の時でした。
「父が一生懸命サポートしてくれて、ゴルフのためならお金と時間をかけてくれた。
だから、進路を考えたときにその期待に応えたいと思ったんです」。
(引用元:ALBA Net)
この言葉からは、家族のサポートに応えたいという強い思いが、プロの道へ進む大きな原動力となったことが伺えます。
プロテスト合格までの道のり
最初のプロテスト挑戦となった2021年、一次、二次予選を通過したものの、疲労骨折のため最終ラウンドを無念の棄権となりました。
身体を酷使するゴルフにおいて、体調管理の重要性を痛感する経験だったでしょう。
その後も挑戦は続き、2022年は最終ラウンドで51位、2023年は41位と、惜しい結果が続きました。
状況が大きく変わったのは2024年です。
2023年から月に2回、千葉を拠点とする石井忍コーチのレッスンを受けていましたが、2024年4月からは**チーム141(チーム石井)**に加わるため、地元徳島を離れて千葉で一人暮らしを始めました。
コースでの練習や大会経験を積むことで、コースマネジメント能力を着実に向上させました。
その成果は、アマチュアでの素晴らしい成績に表れています。
- 2024年4月:下部ツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」でアマチュア史上6人目となる優勝を達成。
- 7月:「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」では、2年連続のベストアマチュアを獲得。
これらの実績は、彼女の実力が着実に向上していることを証明しています。
そして、満を持して臨んだ2024年JLPGAプロテストでは、見事2位という成績で合格を果たしました。
本人は2位という結果に悔しさをにじませていましたが、この悔しさが2025年のルーキーイヤーでのさらなる飛躍に繋がることは間違いないでしょう。
都玲華のスポンサーは?
アマチュア時代から注目を集めていた都玲華プロは、プロ転向前から複数の企業とスポンサー契約を締結しています。
その魅力的なビジュアルも、多くの企業から支持される理由の一つでしょう。
主なスポンサー企業:
- 所属:大東建託
- 小松開発工業株式会社
- 中部総合監査法人
- ノヴィルホールディングス
- 株式会社ACHIEVE
- 株式会社エスプール
- ASMO
また、都玲華プロは2023年から「徳島クチコミ大使」を務め、2025年からは徳島県小松島市の「ふるさとアンバサダー」に就任するなど、地元徳島県のPRにも貢献しています。
これらの活動からも、新人プロゴルファーの中でも特に注目を集めていることが伺えます。
まとめ:都玲華プロの成長と未来への期待
今回は、JLPGAプロテストを突破し、プロゴルファーとしての第一歩を踏み出した都玲華プロのこれまでの歩みと、その背景にある努力をご紹介しました。
- 都玲華プロは、徳島県の生光学園中学校・高等学校の出身です。
高校ではゴルフ部1期生として、その創設にも関わりました。 - プロを目指すきっかけは、高校3年生の時に、父親の献身的なサポートに応えたいという強い思いからでした。
- 過去3度のプロテストでは、疲労骨折による棄権や惜敗を経験しましたが、その度に課題と向き合い、粘り強く努力を重ねました。
- 特に2024年には、千葉での一人暮らしを始め石井忍コーチの指導のもと、アマチュアながら下部ツアーの「大王製紙エリエールレディスオープン」で優勝を飾るなど、大きな成果を出しました。
- そして、2024年のJLPGAプロテストでは、2位という好成績で見事合格を果たしました。
- プロ転向前から、大東建託をはじめとする複数のスポンサー企業に支えられています。
また、「徳島クチコミ大使」や「ふるさとアンバサダー」として、地元徳島県のPRにも貢献しています。
都玲華プロは、その魅力的なビジュアルと、目標に向かってひたむきに努力を続ける姿勢で、多くのファンを惹きつけています。
2025年のルーキーイヤーでの彼女の活躍に、大いに期待し、共に応援していきましょう!
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