5回目の挑戦でついにプロテスト合格という快挙を成し遂げた西澤歩未(にしざわ・あゆみ)プロ。
プロゴルファーを目指す道のりには多大な費用がかかる中で、彼女はアルバイトをしながら練習を重ねてきました。
今回は、西澤歩未プロのゴルフを始めたきっかけから、中学・高校時代の経歴、そして夢を掴むまでの道のりに迫ります。
西澤歩未はアルバイトをしながらプロテストに挑戦してきた
西澤歩未プロは、5回目のプロテスト挑戦でついに合格を手にしました。
中学・高校時代から数々の大会に出場し実績を重ねてきたものの、プロゴルファーへの道は険しく、合格できるのはごく一部です。
同じ高校からプロになる仲間たちの姿を見て、西澤プロも苦しい思いを経験してきたと推測されます。
特に、2022年のプロテストでは二次予選に進めず、その悔しさから2〜3か月間クラブを握ることができなかった時期もあったそうです。
しかし、彼女は諦めませんでした。キャディのアルバイトをしながら、地道に練習を続けてきた努力は特筆に値します。
彼女の粘り強い努力は、確かな実力に裏打ちされています。
2023年には日本女子アマチュア選手権で8位タイ、全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権でも8位タイという好成績を残しました。
そして迎えた最終プロテスト。
会場は、西澤プロがキャディのアルバイトで腕を磨いてきた大洗ゴルフ倶楽部でした。
初日は94位と出遅れたものの、慣れ親しんだコースがメンタル面での支えとなったのでしょう。
2日目には59位、3日目には18位と順位を大きく上げ、合格圏内に浮上します。
最終日にはさらにスコアを伸ばし、7位タイという見事な成績で合格を勝ち取りました。
プロテスト合格後、「叶」という漢字を掲げた西澤プロの姿は、まさに長年の夢が現実となった瞬間を象徴していました。
西澤歩未の中学、高校はどこ?高校はあのゴルフ強豪校⁈
西澤歩未プロは、2003年2月22日生まれ、神奈川県川崎市出身です。
彼女がゴルフを始めたのは6歳の頃。
ゴルフが趣味だった父親の練習についていったことがきっかけでした。
小学生になるとゴルフスクールに通い始め、「ゴルフをしたいなら、本格的にやりなさい」というご両親の言葉に後押しされ、ゴルフへの真剣な姿勢を育んでいきました。
中学校は川崎市立高津中学校に入学。
中学では基礎体力向上のため陸上部にも所属していました。
この時期の主なゴルフ成績としては、2015年の全国中学校ゴルフ選手権で36位、2017年の日本ジュニアゴルフ選手権で9位という記録があります。
高校は、茨城県にあるゴルフの強豪校として名高い明秀学園日立高等学校に進学しました。
縁もゆかりもない遠方の高校を選んだのは、強豪ゴルフ部で競技に集中し、プロゴルファーになるという強い意志があったためと考えられます。
高校ではゴルフ部の主将も務め、関東高等学校ゴルフ選手権で優勝するなど、輝かしい実績を残しました。
西澤歩未は明治安田生命のプログラムを活用!
西澤歩未プロは、**明治安田生命の「地元アスリート応援プログラム」**を活用し、競技活動を支援されていました。
このプログラムは、地元の若手アスリートが地域社会と共に成長し、競技に集中できるよう、経済的なサポートを行うものです。
スポーツには用具費や遠征費など多額の費用がかかるため、このような支援プログラムはアスリートにとって非常に重要です。
このプログラムの対象となるには、これまでの競技成績や活動への取り組み方、そして今後の明確な目標を提示し、認められる必要があります。
明治安田生命が西澤プロを支援対象としたのは、彼女の潜在能力と、将来的にプロゴルファーとして地元に貢献してくれるという期待があったためと推測されます。
まとめ:努力と情熱で夢を叶えた西澤歩未プロ
今回は、西澤歩未プロのプロテスト合格までの道のり、そして彼女の学生時代の経歴についてご紹介しました。
- 西澤歩未プロは、2003年2月生まれ、神奈川県川崎市出身です。
- 6歳の頃に父親の影響でゴルフを始めました。
- 中学校は川崎市立高津中学校に進学し、陸上部で基礎体力を培いました。
- 高校はゴルフ強豪校の明秀学園日立高等学校で、ゴルフ部の主将を務め、関東高等学校ゴルフ選手権で優勝するなどの実績を残しました。
- プロテスト挑戦中は大洗ゴルフ倶楽部でキャディのアルバイトをしながら練習を重ね、経済的な面でも自立して夢を追い続けました。
- **明治安田生命の「地元アスリート応援プログラム」**を活用し、競技活動を支援されていました。
- そして、2024年11月、5回目の挑戦で見事プロテストに合格という努力が実を結びました。
長年の努力と情熱、そして強い意志で夢を叶えたルーキー、西澤歩未プロ。
彼女の今後のツアーでのさらなる活躍に、ぜひ注目し、一緒に応援していきましょう!
コメント