2025年シーズン、女子ゴルフ界で圧倒的な輝きを放つ佐久間朱莉(さくま・しゅり)プロが、「KKT杯バンテリンレディス」での悲願のツアー初優勝を皮切りに、5月の「ブリヂストンレディス」、そして6月の「アース・モンダミンカップ」でも優勝を飾り、すでに今季3勝目を達成しました。
2024年シーズンには2位が3度と、常に優勝争いに絡む実力を見せていた彼女は、まさにブレイクの時を迎えています。
この快進撃を支える佐久間プロの才能は、どのように育まれてきたのでしょうか?
本記事では、彼女を支える家族、特に父親の人物像や兄のゴルフキャリアに迫ります。
また、彼女がジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生として、原英莉花プロに次ぐ「秘蔵っ子」と称される背景についても詳しくご紹介します。
佐久間朱莉の父親はどんな人?兄もゴルファー⁈
佐久間朱莉プロの家族は、両親と兄の4人家族です。
父親の佐久間浩太郎(さくま・こうたろう)氏は、日本大学出身という情報が確認されています。
佐久間朱莉プロが3歳の頃、父親と共に練習場へ足を運んだことが、彼女がゴルフを始めるきっかけとなりました。
浩太郎氏は、佐久間プロのキャディを務めることも多く、常に彼女に寄り添い、精神的な支えとなっています。
佐久間プロは父の日に「良いときも悪いときもいつも見守ってくれた」と感謝の言葉を述べています。
兄の佐久間怜央(さくま・れお)氏は、妹の佐久間朱莉プロが先にゴルフを始めていた影響でゴルフを始めたとされています。
怜央氏もまた、埼玉平成中学校・高校時代からジュニア大会で活躍し、妹の佐久間朱莉プロも埼玉平成高等学校に進学するなど、兄妹揃ってゴルフの道を歩みました。
佐久間朱莉プロが中学3年生で「日本女子オープン」に出場した際には、兄の怜央氏がキャディを務めていました。
怜央氏は立教大学のゴルフ部で主将を務め、1回生からエースとしてチームを牽引しました。
大学卒業後も立教大学ゴルフ部の活動に携わり、タイ合宿に参加するなど、ゴルフ関連の仕事に就いている可能性が考えられます。
佐久間朱莉はジャンボアカデミーの1期生!
佐久間朱莉プロは、中学3年生で出場した「日本女子オープン」で、当時既にジャンボ尾崎軍団の一員であった原英莉花プロと同組でラウンドしました。
この時、原英莉花プロのキャディが佐久間プロにスカウトしたことが、彼女がジャンボ尾崎ゴルフアカデミーに入門するきっかけとなりました。
原プロのキャディが中学生の佐久間プロの潜在能力を見抜いた証と言えるでしょう。
佐久間朱莉プロは、ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生として、後にプロとなる西郷真央プロ(佐久間プロより1歳年上)と共に指導を受けました。
そして、彼女は初めて受験したプロテストでトップ合格という快挙を成し遂げています。
現在、「ジャンボ尾崎アカデミーセレクション」に合格した選手のみが入門できるシステムとなっており、プロゴルファーを目指す若手にとって、このアカデミーは登竜門的な存在として認識されています。
佐久間朱莉の2024年の成績は惜しすぎた⁈
佐久間朱莉プロは、2024年シーズンにおいて優勝に最も近い選手の一人として注目されました。
2024年の主な成績を振り返ります。
- 2位を記録した大会:
- 4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」では、中学時代から週に1度ラウンドしていた地元の石坂ゴルフ倶楽部での悔しい2位となり、感極まる場面も見られました。
- 5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では、「勝てなかったら意味がない」と強いプロ意識を見せました。
- 6月の「ニチレイレディス」では、「最終日にいいゴルフができた」と手応えを語るなど、メンタル面での成長も顕著でした。
- 3位を記録した大会:
- 7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」では、「自分との戦いというマインドになってきた」と達観したコメントを残しました。
- 11月の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では、イーグルを決めて一時は2位タイまで浮上し、最終的に3位タイとなりました。
2024年シーズンは、常に上位争いに加わり、トップ10入りが14回、賞金ランキング7位という素晴らしい成績を収めました。
そして迎えた2025年シーズン。
開幕戦では15位タイとまずまずのスタートを切ると、その後「KKT杯バンテリンレディスオープン」で見事プロ初優勝を達成しました。
優勝スピーチでは、メモを見ずに堂々と前を向いて語る姿が印象的でした。
まとめ:佐久間朱莉プロの成長を支える家族とジャンボ軍団の絆
今回は、2025年に悲願の初優勝を飾った佐久間朱莉プロの軌跡についてご紹介しました。
- 佐久間朱莉プロは、3歳の時に父親の佐久間浩太郎氏の影響でゴルフを始めました。浩太郎氏は彼女のキャディを務めるなど、常にその成長を支えています。
- 兄の佐久間怜央氏もまたゴルファーであり、妹の影響でゴルフを始めたという珍しい経緯を持ち、立教大学ゴルフ部で主将を務めるなど活躍しました。
- 彼女は中学3年生で原英莉花プロにスカウトされ、ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生として入塾。初めてのプロテストでトップ合格を果たすなど、その才能は早くから開花していました。
- 2024年シーズンは、2位を3度記録するなど、ツアー優勝まであと一歩のところまで迫る安定した成績を残し、トップ10入り14回、賞金ランキング7位という素晴らしい結果を残しました。
- そして2025年4月、「KKT杯バンテリンレディス」で念願のプロ初優勝を達成し、その実力を証明しました。
家族の温かいサポートと、ジャンボ尾崎アカデミーでの厳しい鍛錬が、佐久間朱莉プロの今日の成功を築き上げました。
その努力と成長は、今後も日本の女子ゴルフ界を牽引していくことでしょう。
あなたも、さらなる活躍が期待される佐久間朱莉プロを、ぜひ一緒に応援していきましょう!
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