ジュニアゴルフの四大メジャー制覇という偉業を成し遂げ、現在13歳の天才ゴルフ少女として注目を集める須藤弥勒(すとう・みろく)選手。彼女の才能を開花させ、その成長を支え続けてきたのは、父親である須藤憲一氏です。
須藤憲一氏とは一体どのような人物なのでしょうか。
本記事では、須藤弥勒選手の父親の経歴、そして彼女へのゴルフ指導方針、さらには**横峯良郎氏(さくらパパ)**へ指導を依頼した経緯について詳しくご紹介します。
須藤弥勒の父親の経歴は?
須藤弥勒選手の父親は、須藤憲一(すとう・けんいち)氏です。
須藤憲一氏の実家は新潟県に位置する浄土真宗大谷派の寺院ですが、彼は東京都大田区で生まれました。
須藤憲一氏の学歴は、非常にユニークなものです。
大学はオーストラリアのクイーンズランド大学で学位を取得しており、同大学はオーストラリア国内の大学総合ランキングで上位に位置する難関大学として知られています。
さらに、東京大学大学院で宗教学の博士課程を修了し、過去には東京大学で仏教学の教授を務めた経験もあります。
父親の仕事の関係で、これまでに20カ国以上で暮らした経験を持ち、特にアメリカやオーストラリアでの滞在期間が長かったことから、英語が堪能です。
須藤弥勒選手のInstagramの投稿がまず英語で行われるのは、世界ジュニアを制覇した選手として、世界に向けて情報を発信する彼の意向が反映されているものと考えられます。
須藤弥勒の父親がゴルフを指導! ゴルフ成功の秘訣はソロバン⁈
須藤憲一氏は、須藤弥勒選手が2歳の頃からゴルフの指導を行っています。
ゴルフを始めたきっかけは、兄の桃太郎氏にゴルフを教えていた際に、弥勒選手に渡したおもちゃのクラブが初めから上手に当たったことで、その才能を感じ取ったとされています。
これは、兄への注意点を弥勒選手が聞いて実践した結果とも推測され、「天才少女」と呼ばれる所以の一つかもしれません。
須藤憲一氏は、ゴルフの成功においてそろばんが重要な役割を果たしていると語っています。
弥勒選手のパッティングにおける高い集中力は、そろばんの練習を通じて培われたものだと考えています。
「そろばんこそが,娘を伝説のプロゴルファーにした最大の要因です!」
(引用元:公益社団法人 全国珠算教育連盟)
この言葉は、そろばんが弥勒選手のゴルフにおける精神面、特に集中力や計算能力に大きな影響を与えていることを示唆しています。
須藤弥勒の父親は色んな批判も有名税と思っている⁈
憲一氏は、「ずーっと練習している。本人もやめたいと言わない」と語っており、弥勒選手自身の高いモチベーションを強調しています。
須藤憲一氏は、メディアや世間からの様々な意見、特に「虐待ではないか」といった批判的な声に対して、「一生懸命に練習しているだけなのに」としながらも、これを「有名税」として受け止めていると語っています。
彼はスポーツ選手が注目されることの重要性を認識しており、以下のように述べています。
「スポーツ選手というのは、勝った時に騒がれて当たり前、これは普通の一流、負けた時にどれだけ騒がれるかで一流が決まる」
この哲学は、世界ジュニアで敗戦した際に批判を受けた経験を通じて得られたもので、彼はその時「納得した」と言います。
須藤憲一氏は、このような考え方を娘の弥勒選手にも伝えており、それが彼女の精神的な強さとなり、逆境を乗り越えてさらに成長していく好循環を生み出していると考えられます。
須藤弥勒の父親は指導をさくらパパに依頼⁈
須藤弥勒選手は、これまでショートゲーム、パッティング、フォームと、それぞれの専門コーチを付けて3人体制で指導を受けてきました。
彼女が世界ジュニアで敗戦した際、新たな指導者を模索していた父親の須藤憲一氏は、新聞記者を通じて横峯良郎氏を紹介されました。
横峯良郎氏、通称「さくらパパ」は、プロゴルファー横峯さくら選手の父親としても知られています。
横峯良郎氏は、須藤弥勒選手のプレーを見て、「これはいける。この子は僕がやれば次の不動裕理になれる」と評価しました。
しかし、指導を引き受けるにあたっては、「全権=全て横峯監督が決める」という条件を提示しました。この条件に対し、須藤憲一氏は迷うことなく「はい、ついていきます!」と承諾したといいます。
須藤憲一氏は、横峯良郎氏について「テレビで映っているイメージとは全く違って頭の切れる人」と評しています。
横峯氏から課される練習メニューは非常に厳しく、朝から晩までゴルフ漬けの毎日で、食事をとるのもやっとというほどの過酷さだそうです。
しかし、この厳しい指導のおかげで、弥勒選手は大きく成長したと須藤憲一氏は語っています。
具体的な練習内容は秘密とされていますが、その努力と根性には並々ならぬものがあることが伺えます。
わずか13歳ながら、自らに厳しくストイックにゴルフに打ち込む須藤弥勒選手。
その精神力と、目標達成への強い意志が、彼女を一流選手へと導いていると言えるでしょう。
まとめ:須藤弥勒選手の成長を支える父親・須藤憲一氏
今回は、天才ゴルフ少女・須藤弥勒選手を支える父親、須藤憲一氏の人物像とその指導哲学についてご紹介しました。
- 須藤憲一氏は、新潟県の寺院にルーツを持ちながらも、東京都出身で、オーストラリアのクイーンズランド大学、東京大学大学院で宗教学の博士課程を修了した異色の経歴を持つ人物です。
- 幼少期から20カ国以上での居住経験があり、特にアメリカとオーストラリアでの生活が長かったため、英語が堪能です。
弥勒選手のSNSでの英語発信にも、彼の国際的な視点が反映されています。 - 弥勒選手が2歳の頃からゴルフ指導を開始し、そろばんの練習を通じて培われた集中力が、彼女のパッティング技術に大きな影響を与えていると語っています。
- 一部の批判に対しても、「有名税」として冷静に受け止め、娘の成長の糧とする独自の哲学を持っています。
- 現在は、横峯さくらプロの父親である横峯良郎氏にゴルフ指導の全権を委任しています。
横峯氏の厳しくも効果的な指導により、弥勒選手はさらなる成長を遂げています。
須藤憲一氏の多角的な経歴、独特な指導哲学、そして娘の才能を最大限に引き出すための情熱が、須藤弥勒選手の「天才少女」としての地位を確立し、世界で活躍するゴルファーへと育てる原動力となっています。
今後の須藤弥勒選手のさらなる飛躍と、彼女を支える須藤憲一氏の挑戦に、引き続き注目し、応援していきましょう!
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