荒木優奈:実家と中学・高校の経歴とプロテスト合格までの軌跡

女子プロゴルファー、出身が気になる 出身が気になる

2024年のJLPGAプロテストで2位タイ合格を果たし、早くもプロデビュー戦の「ダイキンオーキッドレディース」で7位タイ、新人戦加賀電子カップでは優勝を飾るなど、目覚ましい活躍を見せている注目のルーキー、荒木優奈あらき・ゆうな)プロ

今季、レギュラーツアーでのさらなる活躍が期待される彼女のルーツを探るべく、今回は彼女の実家の所在地、ゴルフを始めたきっかけ、そして中学・高校での成長の軌跡に迫ります。

荒木優奈選手の実家は?中学、高校はどこ?高校は数十台のバスを保有⁈

荒木優奈プロは2005年6月生まれの熊本県玉名市出身です。

4歳の時に父親の影響でゴルフを始め、その才能を開花させました。

彼女には妹の七海さんもおり、妹も高校生ゴルファーとして活躍していることから、将来的に姉妹プロゴルファーとして注目を集める可能性を秘めています。

幼い頃から、祖父・一二三氏が作ったという「Aマークゴルフパーク」という練習場で技術を磨いてきました。

この恵まれた環境が、彼女のゴルフの基礎を築いたと言えるでしょう。

ジュニア時代の主な戦績は以下の通りです。

  • 2017年:九州小学生ゴルフ大会 優勝
  • 2018年:九州ジュニアゴルフ選手権 優勝
  • 2020年:全国中学校ゴルフ選手権春季大会 優勝

中学校は地元の玉名中学校へ進学。その後、高校は熊本を離れ、宮崎の日章学園高等学校へ進みました。

日章学園高等学校は、全国的にも有名なスポーツ強豪校であり、サッカー部など他の部活動も高い実績を誇ります。

荒木プロは高校で寮生活を始めました。

日章学園には全国からアスリートの卵が集まり、ゴルフ部も例外ではありません。

寮の隣にはボールを打てる練習場があり、校舎も隣接しているため、授業前の朝練から放課後の練習まで、常にゴルフに打ち込める恵まれた環境でした。

放課後には、ゴルフ部のバスで提携ゴルフ場(宮崎シーガイアのフェニックスカントリークラブも含まれると言われています)をラウンドし、実戦経験を積んでいました。

日章学園の敷地内には20〜30台ものバスが並んでおり、生徒の送迎や遠征に利用されています。

このような大規模な設備は、一般的な高校とは一線を画す、スポーツ教育に特化した環境であることを示しています。

このような環境で、荒木プロは日課としていたことがあります。

それは、寮に設置したパットマットで100球続けて入るまで練習を終えないという徹底ぶりでした。

10球ではなく100球連続という厳しいノルマは、彼女の強靭な精神力と向上心を表しています。

また、日章学園高等学校では、現在ツアーで活躍する菅楓華プロと同級生でした。

お互いに切磋琢磨しながら技術を磨き、高め合っていったことでしょう。

荒木プロは、2022年から2年連続でナショナルチームに選抜され、九州で唯一のナショナルメンバーとして、九州の大会を中心に数多くのタイトルを獲得。

2023年には国内外のトーナメントに10試合ほど出場し、いずれも好成績を収めるなど、プロになる前からその実力は高く評価されていました。

荒木優奈のプロゴルファーへの道。

2023年11月、荒木優奈プロは初の最終プロテストに挑みました。

初日は「67」と好スタートを切ったものの、体調不良も影響したのか、2日目「80」、3日目「75」とスコアを崩し、カットラインにわずか1打及ばず、まさかの予選落ちとなりました。

テスト直後の3日間は「何も考えられなかった」と放心状態だったといい、「ゴルフもしないで家でゴロゴロして、とりあえず学校には行って、運転免許教習所にも通い始めました」と、クラブを握らない日々が続いたことを後に明かしています。

しかし、彼女を再び奮い立たせたのは、やはりゴルフでした。

「プロの試合を見たり、同級生がプロになっているのを見て、やっぱり自分もプロの舞台に立ちたいなと」(引用元:GDOニュース)

と語るように、同級生の菅楓華プロの合格なども刺激となり、プロの舞台への強い憧れが彼女を立ち直らせました。

悔しさを乗り越えた荒木プロは、地元の玉名カントリークラブでキャディとして働きながら、腕を磨き続けました。

そして、プロテスト合格前にもかかわらず、Sky株式会社と所属契約を締結。

これは、彼女の潜在能力と将来性が高く評価されていた証拠と言えるでしょう。

そして、2024年、2度目の挑戦となったJLPGAプロテストで見事合格を果たしました。

この時、2歳年下の後輩である福田萌維プロも共に合格しています。

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荒木優奈選手の2025年の戦績は?

2025年シーズン、プロデビューを果たした荒木優奈プロは、その実力を存分に発揮し、ルーキーながらも注目を集めています。

2025年主な戦績(2025年6月現在):

  • 3月「ダイキンオーキッドレディース」:7位タイ
  • 3月「アクサレディスゴルフトーナメント」:43位タイ
  • 4月「ヤマハレディースオープン葛城」:18位タイ
  • 4月「富士フィルム・スタジオアリス女子オープン」:13位タイ
  • 4月「KKT杯バンテリンレディス」:41位タイ
  • 5月「パナソニックオープンレディース」:20位タイ
  • 5月「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」:6位タイ
  • 5月「Sky RKBレディス」22位タイ
  • 5月「ブリヂストンレディス」2位タイ
  • 5月「リゾートトラストレディス」63位タイ
  • 6月「ヨネックスレディス」3位タイ

ここまで予選落ちはわずか1試合にとどまっており、安定したプレーを見せています。

この好調を維持できれば、ルーキーイヤーでのツアー初優勝も十分に視野に入ると言えるでしょう。

まとめ:荒木優奈プロのゴルフ人生と今後の期待

今回は、2024年JLPGAプロテスト合格後、早くもツアーで存在感を示しているルーキー、荒木優奈プロのこれまでの歩みと、今後の期待についてまとめました。

  • 2005年生まれ、熊本県玉名市出身。
    4歳で父親の影響でゴルフを始め、祖父が作った練習場で基礎を築いた。
  • 地元の玉名中学校を経て、ゴルフの強豪校である宮崎の日章学園高等学校へ進学。
    恵まれた練習環境と寮生活の中で技術を磨き、同級生の菅楓華プロらと共に切磋琢磨した。
  • 高校時代には、2年連続でナショナルチームに選抜されるなど、アマチュアとして輝かしい実績を残した。
  • 2023年のJLPGAプロテストでは悔しい結果となったものの、その挫折を乗り越え、2024年に見事プロ合格。
    その後、Sky株式会社と所属契約を締結し、ファイナルQTでレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得。
  • プロデビュー後は、新人戦加賀電子カップでの優勝、レギュラーツアーでの好成績と、順調なスタートを切っている。

幼少期からのゴルフ環境、強豪校での厳しい練習、そしてプロテストでの挫折と再起。

荒木優奈プロは、数々の経験を経て、着実にプロゴルファーとしての道を歩んでいます。

その努力と才能が、今後レギュラーツアーの舞台でどのように花開くのか、非常に楽しみです。

これからの活躍に大きな期待が寄せられる荒木優奈プロを、引き続き熱く応援していきましょう!

 

 

 

 

 

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