ショートヘアが特徴的で、アグレッシブなプレースタイルが魅力の泉田琴菜(いずみだ・ことな)プロ。彼女が「逆輸入プロ」と呼ばれるのは、その高校時代の経歴に理由があります。
実は、彼女は日本の高校ではなく、アメリカのIMGアカデミーでゴルフの腕を磨いていました。
本記事では、泉田琴菜プロの高校時代の詳細やプロフィール、そしてゴルフを始めたきっかけについて詳しくご紹介します。
泉田琴菜の高校は米国IMGアカデミー
泉田琴菜プロの高校は、日本の学校ではなく、アメリカのIMGアカデミーです。
この経歴から、彼女は「逆輸入プロ」と呼ばれることもあります。
IMGアカデミーの概要と泉田プロの留学: IMGアカデミーは、フロリダ州に位置する世界的に有名なエリートスポーツ養成機関です。
世界80カ国以上から約1,200名の生徒が集まり、同世代の選手たちと寝食を共にしながら、国際的な環境でスポーツプログラムに打ち込むことができます。
特にIMGゴルフアカデミーは、広大な敷地と充実した設備を誇り、2面のパッティンググリーン、2面のアプローチグリーン、オール天然芝の打席、そして7000ヤードの専用ゴルフコースを備えています。
このような環境から、多くのトップアスリートが輩出されています(テニスの錦織圭選手、ゴルフの宮里美香プロ、今平周吾プロも同アカデミー出身です)。
泉田琴菜プロは高校の3年間をこのIMGアカデミーで過ごしました。
IMGアカデミーの費用は高額であることでも知られており、現在、IMGゴルフアカデミーの1年間の費用は99,900ドル(日本円で約1,400万円)とされています。
彼女が留学していた当時は、為替レートや費用設定が異なったとしても、相当な学費がかかっていたことが推測されます。
泉田琴菜のプロフィールは?
泉田琴菜プロは、1999年8月生まれ、新潟県田上町出身です。
家族構成は両親、兄、妹の5人家族で、1歳違いの妹とは非常に仲が良いとされています。
野球少女からゴルフへ: 泉田プロは、小学1年生から中学1年生まで地元の軟式野球チームに所属し、兄の後を追うように野球に熱中していました。
チームではピッチャーで4番という要のポジションを担い、小学6年生の時にはキャプテンも務めるなど、卓越した運動能力を発揮していました。
中学校は加茂市立葵中学校を卒業。中学2年生の時に、将来的なことを考慮し、母親の勧めもあってゴルフを本格的に始めました。
プロ転向と主な実績:
- 高校: ゴルフ留学のため、アメリカのIMGアカデミーを卒業しました。
- 2021年: JLPGAプロテストに3回目の挑戦で合格を果たしました。
- 2024年: QTランキング33位の成績を収めました。
2025年のJLPGAツアー前半戦でのさらなる活躍が期待されています。
泉田琴菜は地元中学生にお米を寄付⁈
泉田琴菜プロは、地元への貢献活動も積極的に行っています。2024年2月には、自身の出身地である加茂市内の全中学生に対し、新潟県産ブランド米「新之助」1.5kgを寄付しました。
泉田プロは、自身がプロゴルファーとして活躍できているのは地元で暮らした学生時代が礎になっているという思いから、「育ち盛りの中学生の心と体の成長を応援したい」と語っています(引用元:ケンオー・ドットコム)。
これは、地域社会への感謝と後進育成への強い気持ちを示す行動です。
泉田琴菜のゴルフを始めたきっかけは母親のススメ⁈
泉田琴菜プロは、小学1年生から中学1年生まで軟式野球に打ち込み、ピッチャーで4番、小学6年生時にはキャプテンを務めるなど、野球少女として活躍しました。
ゴルフへの転向と環境: 大好きな野球を続けたいという気持ちがありましたが、将来のキャリアを考慮し、母親の勧めもあって14歳でゴルフに転向しました。
泉田プロは「何をしてもこなしてしまった」と語るほどの優れた運動神経を持っており、その身体能力の高さはゴルフにおいても大きな強みとなりました。
中学3年生の時には、その身体能力が認められ、関東ゴルフ連盟が日本ゴルフ協会と連携して実施する育成プログラム「TEAM KGAジュニア」の指定強化選手に認定されました(引用元:GDO)。
「TEAM KGAジュニア」は世界で活躍できる競技者の育成・強化を目標としており、ゴルフを始めて間もない泉田プロのポテンシャルの高さを示しています。
また、泉田プロの母親がゴルフ練習場を経営していたため、彼女がゴルフを本格的に始める上での環境が整っていたことも、早期の上達に繋がった要因の一つです。
14歳からのゴルフ開始は、現代のプロゴルファーとしては比較的遅いスタートですが、IMGアカデミーでの単身留学という経験も経て、JLPGAプロテストに3回目の挑戦で合格を果たしました。
彼女の優れた運動神経と適応能力が、この成功に大きく寄与したと考えられます。
泉田琴菜の2025年の戦績は?
2025年 主な戦績
- 2025年3月「ダイキンオーキッドレディス」: 36位
- 2025年3月「Vポイント×SMBCレディス」: 45位
- 2025年3月「アクサレディスゴルフトーナメント」: 4位
- 2025年4月「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」: 38位
- 2025年4月「KKT杯バンテリンレディス」: 35位
- 2025年5月「パナソニックオープンレディース」: 15位
- 2025年5月「サロンパスカップ」:29位
- 2025年5月「Sky RKBレディス」:38位
- 2025年6月「ニチレイレディス」:35位
- 2025年6月「宮里藍サントリーレディス」:31位
これらの結果は、シーズンを通して着実に調子を上げていることを示唆しています。
まとめ:泉田琴菜プロのユニークな経歴と今後の展望
ショートヘアーが似合うアグレッシブなプレースタイルが特徴の泉田琴菜プロ。
そのキャリアは、他の選手とは一線を画すユニークなものです。
- 泉田琴菜プロは1999年8月生まれ、新潟県田上町出身。
- 小学生から中学生まで6年間は軟式野球選手として活躍し、14歳で本格的にゴルフに転向しました。
- 高校の3年間は、日本の学校ではなく、アメリカのIMGアカデミーに単身留学し、国際的な環境でゴルフの腕を磨きました。
- 帰国後、JLPGAプロテストに3回目の挑戦で合格を果たし、プロゴルファーとしての道を歩み始めました。
野球で培った身体能力と、米国での経験を活かし、アグレッシブなゴルフを展開する泉田琴菜プロの今後の活躍に、ぜひ注目し応援していきましょう。
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