木下彩:コーチは祖父?渋野日向子プロとの友情、中学・高校の軌跡

女子プロゴルファー、出身が気になる 出身が気になる

2024年の「山陽新聞レディース」で驚異的なスコア60を叩き出し、見事優勝を飾った木下彩きのした・あや)プロ

12バーディを奪う圧巻のプレーで大きな注目を集めました。今回は、木下彩プロの詳しいプロフィールから、中学・高校時代の歩み、そして彼女のゴルフを支える祖父との絆、さらに同期である渋野日向子プロとの友情についても深掘りします。

木下彩のプロフィールは?中学、高校は?

木下彩プロは1999年1月15日生まれ、山口県山口市出身です。

両親が共働きだったため、3歳からは祖父母宅で過ごすことが多くなりました。

祖父の木下宏さんが呉服店を営んでいたこともあり、祖父の影響で10歳からゴルフを始めました。

ゴルフを始めてわずか数年で才能を開花させ、小学6年生の時には「山口県ジュニア選手権」で優勝を飾るなど、早期からその実力を示しました。

祖父の指導が彼女の早い上達に大きく貢献したと言えるでしょう。

中学からは自宅を離れて祖父母宅に住み、中高一貫の私立学校である高川学園中学校に進学。

中学2年生の時には「山口県ジュニアゴルフ選手権」で再び優勝し、「中国ジュニアゴルフ選手権」では2位と健闘するなど、全国大会への出場経験も積みました。

高校もそのまま高川学園高等学校に進み、ゴルフ部で練習に励みます。

2017年のJLPGAプロテストでは最終まで進んだものの、惜しくも合格を逃しました。

しかし、翌1年間をアマチュアとして試合に出場しながらプロテストに集中して取り組み、2度目の挑戦となる2018年のJLPGAプロテストで見事合格を果たしました。

趣味はぬいぐるみ集めと漫画を読むことで、好きな色は白色です。

木下彩のコーチは爺ちゃん⁉スランプ時代は?

木下彩プロが「コーチは爺ちゃんです」と語るように、彼女のゴルフキャリアを支えてきたのは祖父の木下宏さんです。

祖父母の木下夫妻にとって、可愛い孫がプロゴルファーになったことは大きな喜びでしょう。

木下プロは高校入学までは順調に実績を重ねていましたが、高校生になってから深刻なスランプに見舞われます。

特にパターが打てなくなり、師匠でもある祖父と二人三脚で様々な打ち方を試みました。

祖父の宏さんも「なんとか治してやりたい」と奮闘し、この苦しい時期は3年間ほど続いたといいます。

スランプ脱出のきっかけとなったのは、パッティングのリズムの改善と、「クローグリップ」の採用でした。

クローグリップとは、パッティング時に利き手(右手)でグリップを握らず、添えるだけにする握り方で、利き手の余計な動きを制限する目的があります。

木下プロは「人のを見て、見よう見まねでやってみると、これが結構よかった」と語っており、この工夫が2度目のプロテスト合格に繋がりました。

祖父母宅の敷地には、宏さん手作りの練習施設があります。

ネットのマト部分には破れにくいようジーンズ生地が貼られており、宏さんは「30~50ヤードもあれば、だいたいどんな球なのかはわかる。

フォーム作るのに前がない方がいい。

前が見えると飛ばしてやろう、と気持ちが先に来るでしょ?」と話しています。これは、特にゴルファーが陥りがちな「飛ばそうとするあまり、フォームが乱れる」という心理を見抜いた、経験に基づいた教えと言えるでしょう。

木下プロが「コーチは爺ちゃん」と全幅の信頼を寄せるのも納得のエピソードです。

木下彩プの戦績は?5年ぶりにステップアップツアーで優勝!渋野日向子も祝福!

木下彩プロは、プロ転向後も着実に実績を積み上げています。

  • 2019年:JLPGAステップ・アップ・ツアー「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」でプロ初優勝を飾りました。

そして、2024年には5年ぶりとなるJLPGAステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」で優勝。

この大会では、通算20アンダーという驚異的なスコアを記録し、54ホール最少ストローク、18ホール最少ストローク、1ラウンド最多バーディー(12バーディー)など、数々のステップレコードを更新しました。

惜しくも「50台」のスコアには届きませんでしたが、その実力と成長を強く印象付けました。

この優勝の裏には、友人である渋野日向子プロとの友情も垣間見えました。

大会開幕前には渋野プロの母親からシャインマスカットの差し入れがあったといい、渋野プロ自身も木下プロの優勝をSNSで「12アンダー、えぐいって!」と祝福するなど、ジュニア時代からの仲の良さが伺えます。

「黄金世代」の一員としても注目される木下彩プロの今後の活躍に、ゴルフファンからの期待が高まっています。

まとめ:木下彩プロの今後の活躍に注目!

今回は、祖父をコーチに持ち、数々の困難を乗り越えてきたプロゴルファー、木下彩プロのプロフィールと、これまでのゴルフキャリアについてご紹介しました。

  • 木下彩プロは1999年1月生まれ、山口県山口市出身です。
  • 祖父の木下宏さんの影響で10歳からゴルフを始め、小学6年生で「山口県ジュニア選手権」を制覇しました。
  • 中学は高川学園中学校、高校は高川学園高等学校に進学し、ジュニア時代から好成績を残しています。
  • 高校時代にパッティングの**スランプ(イップス)**に陥るも、祖父である木下宏コーチの指導と自身の工夫で克服しました。
  • 2018年に2度目の挑戦でJLPGAプロテストに合格しました。
  • 2019年にはステップ・アップ・ツアーで初優勝、そして2024年には「山陽新聞レディースカップ」で5年ぶりのツアー優勝を飾り、ステップレコードを複数更新しました。
  • 渋野日向子プロとはジュニア時代からの親交があり、互いに刺激し合う存在です。

童顔ながらも、その内に秘めた闘志と、祖父との二人三脚で培ってきた技術は本物です

今後のJLPGAツアーでのさらなる活躍が期待される木下彩プロに、ぜひ注目し、一緒に応援していきましょう!

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