2025年からアメリカを主戦場とし、世界の舞台で活躍の場を広げている岩井明愛(いわい・あきえ)プロと岩井千怜(いわい・ちさと)プロ。
日本のファンとしては寂しさも感じつつも、二人揃って世界で飛躍している姿は、多くのゴルフファンに喜びと感動を与えています。
常に笑顔を絶やさず、見る者を魅了する岩井ツインズ。
今回は、そんな彼女たちの確かな実力と温かい人間性を育んだ、ご両親や弟を含めた家族の絆に迫ります
。彼女たちのゴルフ人生を支え続けた、父親と母親の教育方針や、弟・岩井光太選手の存在について深掘りしてご紹介します。
岩井明愛・岩井千怜(ツインズ)の父、母はどんな人?
岩井ツインズ(明愛・千怜)の父親は岩井雄士氏、母親は岩井恵美子氏です。
二人には2歳下の弟、岩井光太選手がいます。
雄士氏は公務員、恵美子氏は看護師という、一般的な家庭環境で育ちました。
双子がゴルフを始めたのは、小学1年生の時でした。
多忙だった母親・恵美子氏の気分転換のため、双子を連れてゴルフ練習場に足を運んだのがきっかけです。
そこで父親のゴルフクラブを振ったところ、持ち前の身体能力の高さからすぐに夢中になったといいます。
クリスマスプレゼントに「自分のゴルフクラブが欲しい」と願うほどゴルフに熱中した双子を、父親・雄士氏は自宅から10キロ離れた埼玉県毛呂山町のリンクスゴルフクラブへ通わせ始めました。
この練習場では、小学生のボール代が無料だったことが、費用が2倍かかる双子を育てる岩井家にとって大きな助けとなりました。
その後、弟の光太選手も加わり、永井哲二コーチの指導のもと、岩井ツインズはメキメキと頭角を現していきます。
父親の雄士氏は、子供たちのゴルフのために自身の趣味であったゴルフ、飲みに行くこと、タバコ、パチンコを一切やめたといいます。
「自分のゴルフ、飲みに行くこと、タバコ、パチンコを止めました。
でも、苦にはなりませんでした。
子供たちと一緒にいる時間が楽しかったので」
(引用元:みんなのゴルフダイジェスト)
と語る言葉からは、子供たちへの深い愛情と、その成長を心から楽しむ親の姿が伝わってきます。
岩井ツインズのゴルフの実力が向上するにつれて、試合の機会も増えました。
そこで雄士氏は、様々な関係者に積極的に挨拶をして情報収集に努めました。
ヨネックスの試打会があると聞けば双子を連れて参加し、その実力を披露。
結果として、ヨネックスとのモニター契約を勝ち取り、用具の面で大きな支援を得ることができました。
これは、高価な中古クラブを買い替えてきた岩井家にとって、非常に助けとなったといいます。
また、将来有望な中高生を育成するチームKGA(関東ゴルフ連盟)ジュニアの存在を知ると、埼玉県ゴルフ協会からの推薦を得て岩井ツインズを合格させました。
さらに、身体能力向上のため、小学校の校長先生に上り棒を使わせてもらえるよう自らお願いするなど、お金をかけずともできることは全て行うという姿勢は、子供たちにとっても素晴らしい手本となりました。
岩井ツインズと父親のゴルフに対する真摯な姿勢は、周囲の人々の心を動かしました。
永井コーチは、岩井ツインズと弟・光太選手が中学生になりボール代がかかるようになると、その才能を信じ、練習場のオーナーに掛け合い、ボール代を無料にしてもらうことを実現させたといいます。
そして岩井ツインズはその期待に応え、素晴らしい結果を残し続けました。
雄士氏は、試合で結果が良くなかった親御さんにも積極的に声をかけるなど、ゴルフを通じて築かれる人間関係も大切にしています。
彼の姿勢は、これからプロゴルファーを目指す親子にとって、大きな手本となるでしょう。
岩井明愛・岩井千怜(ツインズ)の弟もゴルファー!姉から見ても礼儀正しい弟⁈
岩井ツインズには、2歳下の弟である岩井光太選手がいます。
光太選手もまた、日本大学ゴルフ部に所属する将来有望なゴルファーです。
彼は2023年6月に「関東アマチュア選手権」で優勝を飾るなど、着実に実力をつけています。
身長は180センチと長身で、ドライバーショットは300ヤードを超えることもあるという恵まれた身体能力の持ち主です。
光太選手の人間性についても、姉である岩井千怜プロは以下のように語っています。
「いつも思うのが、人との接し方。周りの人に対する気配りだったり、すごく礼儀正しい。
どこに出しても恥ずかしくない(笑)」(引用元:SPORTS BULL)
姉が太鼓判を押すほど礼儀正しく、周囲への気配りを忘れない性格であることが伺えます。
岩井家が築いてきた温かい家族関係の中で、互いを尊重し合える素晴らしい姉弟関係が育まれてきたと言えるでしょう。
また、有名プロゴルファーである双子の姉を持つことへのプレッシャーについて、光太選手自身はあまり気にしていない様子です。
常に姉たちの存在を意識する環境にある中で、それが彼自身の成長の糧となっているのかもしれません。
ゴルフはメンタルスポーツとも言われるだけに、そうしたポジティブな姿勢は彼の強みとなるでしょう。
岩井光太選手が今後、姉たちに続きプロとして注目される日もそう遠くないかもしれません。
まとめ:岩井ツインズと岩井家のゴルフにかける情熱
今回は、世界の舞台で活躍する岩井明愛プロ・岩井千怜プロの岩井ツインズと、彼らを支える家族の絆に迫りました。
- 父親の岩井雄士氏と母親の岩井恵美子氏は、一般的な家庭環境ながら、双子と弟・岩井光太選手のゴルフへの情熱を最大限にサポート。
- ゴルフを始めたきっかけは、小学1年生の時の母親の気分転換で訪れた練習場。
クリスマスプレゼントに「ゴルフクラブ」をねだるほどゴルフに夢中になった。 - 父親の雄士氏は、自身の趣味を断ち、情報収集や交渉を通じてヨネックスとのモニター契約を獲得するなど、経済的な支援だけでなく、あらゆる面で子供たちを支えた。
小学校の上り棒での筋トレや、永井コーチによる練習場のボール代無料化交渉など、そのサポートは多岐にわたる。 - 弟の岩井光太選手も日本大学ゴルフ部に所属し、2023年には関東アマチュア選手権で優勝を飾るなど、将来有望なゴルファー。
姉たちから「礼儀正しい」と評されるなど、人間性も兼ね備えている。 - 父親の雄士氏が、試合後には結果が振るわなかった選手やその親御さんにも声をかけるなど、ゴルフ界全体への配慮も欠かさない。
岩井ツインズの活躍の裏には、両親の深い愛情と献身的なサポート、そして弟・光太選手との強い絆がありました。
家族一丸となってゴルフに情熱を注ぎ、困難を乗り越えてきた岩井家の姿勢は、多くの人々に感動と共感を与えています。
今後も、岩井ツインズ(明愛・千怜)のさらなる飛躍と、弟・光太選手の成長に注目し、家族全員を温かく応援していきましょう!
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