2024年JLPGAファイナルQTをトップで通過し、その実力を改めて証明した永井花奈(ながい・かな)プロ。
彼女のゴルフ人生を語る上で欠かせないのが、父親・利明氏との二人三脚の日々と、そして現在の自宅に完備された練習環境です。
今回は、永井プロのゴルフの原点、家族の支え、そして千葉に構えた新居の秘密に迫ります。
永井花奈の父はどんな人?
永井花奈プロの父親は永井利明(ながい・としあき)さんです。
利明さんは平成11年(1999年)に東京の品川区で「のりや食堂」という和歌山ラーメン店をオープンしました。
JR大井町駅からほど近い場所にあり、当時は定休日を設けず、無休で営業していた時期もあったようです。
永井プロは、ご両親の影響で幼い頃からゴルフを始めました。
中学生の時にはすでに多くの大会で優勝し、頭角を現しています。
「ヨネックスレディストーナメント」では、中学生ながらベストアマチュア賞を獲得するなど、その才能は当時から高く評価されていました。
永井プロが本格的にプロゴルファーを目指すようになると、ラーメン店の経営は母の裕子さんが主に担当し、利明さんは朝から娘のゴルフコーチを務めるようになりました。
永井プロは毎朝6時に起床し、自宅に設けられた手作りの練習場で、父・利明氏が考案したメニューをこなす日々を送っていました。
縄跳びや筋トレ、パター練習など、学校に行く前の朝練は欠かせなかったといいます。
学校から帰ると、店の前にあるゴルフ練習場へ直行し、そこでも父・利明氏が厳しく指導していたそうです。
永井プロは中学生の時に「高校は1日、1秒も無駄にできない3年間になると思う。
悔いの残らないようにやっていきたい」と語っていたとされています。
この言葉からも、彼女のゴルフに対するストイックな姿勢が伺えます。
父・利明氏の献身的な指導と、永井プロ自身の努力によって、見事プロゴルファーとしての道を切り開いたのです。
永井花奈の実家にはシミュレーションゴルフの練習打席がある?
永井花奈プロは東京生まれの東京育ちですが、2022年には千葉県に約250坪の土地を購入し、新居を建てています。
この広大な敷地に、永井プロは自宅にシミュレーションゴルフの練習打席を設けました。
プロジェクターで世界のコースを映し出せるハイスペックな設備であり、コロナ禍で試合が減少した時期に、今後の練習環境を見据えて土地を探していたとのことです。
永井プロは自身のシミュレーションゴルフについて、以下のように語っています。
「高かったですね。大きな買い物でした。ケチって中途半端になるくらいなら、気が済むものを作りたかった。
(予算は)ちょっとどころではないくらいオーバーしています(笑)。
現役を辞めてもレッスンができることも考えている。あとは家族の欲しいものを入れました」(引用元:THE ANSWER)
この言葉からも、彼女のゴルフに対する強いこだわりと、家族への思いが伝わってきます。
永井プロは、ツアー会場でも最後まで練習を続けるほどの努力家として知られており、自宅のシミュレーションゴルフでデータを細かく計測しながら、自身のゴルフやクラブの分析に日々励んでいます。
このような徹底した練習環境が、2024年11月末のファイナルQTでのトップ通過という結果に繋がったと言えるでしょう。
永井花奈の実家はラーメン屋さんだった?
永井花奈プロは、ご両親との3人家族です。
ゴルフは父・利明さんの影響で6歳から始めました。
保育園の卒園アルバムの「大きくなったら?」の欄には「プロゴルファー」と記されており、幼少期から明確な目標を持っていたことが伺えます。
永井プロの父・利明さんは、東京の品川区で「のりや食堂」という和歌山ラーメン店を経営していました。
永井プロのゴルフが多忙になると、母の裕子さんが主に店を切り盛りしていたそうです。
現在、「のりや食堂」は2代目の方が引き継いでいるとされています。
利明さんは、自宅のガレージに約6畳の手作り練習場を設け、店の休憩時間にも娘のゴルフ指導に当たっていたといいます。
まさに二人三脚でプロゴルファーの夢を追いかけた二人。永井プロが千葉県に新築した自宅に、家族の要望を取り入れたのは、これまでの感謝の気持ちの表れでもあるのでしょう。
多くのプロゴルファーに見られるように、親子の良好な関係性が、選手の成長と成功に大きく寄与していると言えるでしょう。
永井花奈のクラブセッティングは?お気に入りは?
永井花奈プロの現在のクラブセッティングは以下の通りです。
- ウェッジ: VOKEY SM10(タイトリスト)58°、52°、48°
- <シャフト> N.S.PRO 850GH Rフレックス
- (永井プロは70ヤード、90ヤード、100ヤードを打ち分けるためにこのロフトを選択していると語っています。)
- アイアン: リミックス VD(YAMAHA)PW、9I、8I、7I
- <シャフト> N.S.PRO 850GH Rフレックス
- ユーティリティ: 816H(タイトリスト)6U、5U、4U
- <シャフト> ATTAS MB Rフレックス
- フェアウェイウッド:
- 5W:ROGUE ST MAX(キャロウェイ)
- 3W:リミックス(YAMAHA 2022年モデル)
- <シャフト> ATTAS MB Rフレックス
- ドライバー: リミックス(YAMAHA)
- <シャフト> The ATTAS V2 4Sフレックス
- パター: Ai-ONE (オデッセイ)センターシャフト、プロトタイプ
- グリップ: elite
- パターグリップ: IOMIC
永井花奈プロはYAMAHAと用具契約を結んでいますが、すべてのクラブをYAMAHAで揃えているわけではないことが分かります。
特にお気に入りのクラブとして、**「リミックスVDの3番ウッド」**を挙げています。
永井プロはその理由について、以下のようにコメントしています。
「お気に入りの理由はとにかく飛距離が出ることです。
フェアウェイから高さを出せてしっかりキャリーが出る3Wってなかなかないんですよね。
3Wはトータル飛距離ではなくキャリーで飛ばせるというのがとても重要で、RMX VD FW #3ならこれまで越えなかったバンカーや池もクリアできる、そんな自信がわいてくるんです」(引用元:YAMAHA)
プロの具体的なコメントは、アマチュアゴルファーにとっても大変参考になりますね。
永井花奈のまとめ
今回は、JLPGAファイナルQTをトップで通過した永井花奈プロに焦点を当て、そのゴルフの原点やストイックな練習環境、そして人柄についてご紹介しました。
- 幼少期から父・利明氏との二人三脚でゴルフの道を歩み始める。
- 千葉県に250坪の土地を購入し、自宅にはハイスペックなシミュレーションゴルフの練習打席を完備。
- 父親はかつて東京品川区で和歌山ラーメン店を経営しており、永井プロのコーチも兼務していた。
- 保育園の卒園アルバムに「プロゴルファー」と記すほど、幼い頃から明確な目標を持っていた。
- ヤマハ契約プロだが、クラブセッティングは多様で、特に「リミックスVDの3番ウッド」を愛用。
シード権を惜しくも失ったものの、ファイナルQTでの見事なトップ通過で、2025年シーズンの完全復活を期す永井花奈プロ。
彼女のさらなる飛躍と、悲願のツアー優勝を目指す挑戦に、ぜひ一緒に注目し、応援していきましょう!
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