若手が台頭する女子ゴルフ界で、今年30歳を迎えたベテラン、永峰咲希(ながみね・さき)プロが輝きを放っています。
持ち前の果敢な攻めのゴルフで、資生堂・JALレディスオープンで見事、ツアー通算3勝目を挙げました。
158cmと小柄ながら、見る人の心を「ほっこり」させる温かい笑顔も彼女の魅力の一つです。
永峰咲希のプロフィール
項目 | 詳細 |
生年月日 | 1995年4月28日 |
出身地 | 宮崎県宮崎市 |
出身校 | 宮崎日本大学高等学校 |
ゴルフ歴 | 10歳から |
主なスポーツ歴 | 硬式テニス |
プロ転向 | 2014年 |
永峰咲希の夫は高校の同級生⁈
永峰咲希プロの夫は、同じく宮崎日本大学高等学校の同級生である田野聖和さんです。
二人は高校1年生から交際を始め、10年という長い期間を経てゴールインしました。
田野さんは高校時代に硬式野球部、日本大学でも野球を続けたスポーツマンで、現在は宮崎のテレビ局に勤務しています。
お互いがアスリートだったため、多忙な中でも遠距離恋愛を実らせ、互いを深く理解し合う関係を築きました。
結婚後も、2023年のゴールデンウィークには田野さんが永峰プロのキャディを務めるなど、微笑ましい夫婦の姿が見られました。
そして、2025年の「資生堂・JALレディスオープン」で永峰プロが優勝した際には、夫婦のツーショットが多くの人々の感動を呼びました。
永峰咲希のコーチはTPIのレベル3を持つ目澤秀憲さん
永峰咲希プロは2020年からツアープロコーチの目澤秀憲(めざわ・ひでのり)氏に師事しています。
目澤氏は、数多くのツアープレーヤーを優勝に導いてきた実績を持ち、ゴルフ界で高い評価を受けています。
彼はアメリカでの留学経験を通じて、**TPI(タイトリストパフォーマンス インスティチュート)**のレベル3を取得しており、その指導は科学的根拠に基づいています。
永峰プロは、目澤氏の指導について「ゴルフの練習より、トレーニング中心となった。筋肉はあるけど身体が固いので柔軟が大切。ツアーで最後まで柔軟性を維持できると調子がいい。」と語っています。
この言葉からもわかるように、目澤コーチの指導は、永峰プロのプレースタイルを大きく変えました。
ジュニア時代からフェードボールでプレーしていた永峰プロは、プロ転向後にドローボールを習得。
しかし、目澤コーチは再びフェードボールに戻すよう助言しました。
これは、選手にとって大きな決断を伴うものでしたが、永峰プロは「自分が知らないことをたくさん教えてくれた」と語るように、目澤コーチに絶大な信頼を寄せて、地道な努力を重ねました。
その信頼関係が実を結び、2025年の「資生堂・JALレディスオープン」での5年ぶりとなる優勝へとつながったと言えるでしょう。
永峰プロの平均ドライバー飛距離は30歳になった今も239ヤードを維持しており、目澤コーチの指導が彼女のゴルフをさらに進化させていることがうかがえます。
また、同じく目澤コーチに師事する櫻井心那プロも、2025年8月の「CAT Ladies」で2年ぶりの5勝目を挙げており、目澤コーチの指導力の高さが証明されています。
永峰咲希を支える家族の絆
永峰咲希プロを支えるのは、父・賢一さんと母・香奈子さんの3人家族です。
興味深いことに、ご両親は同じ誕生日なのだそうです。
母の献身的なサポート
永峰プロがゴルフを本格的に始めると、母の香奈子さんは祖父が働くゴルフ練習場まで毎日送り迎えをしていました。
プロ転向後は、仕事を辞めてツアーに帯同。
食事面で娘を支えるだけでなく、「ブロッサム」という永峰プロの名前から取ったと思われる個人事務所を立ち上げるなど、多岐にわたるサポートを続けています。
父の心に響くアドバイス
一方、父の賢一さんは、要所で娘の心に響くアドバイスを送る存在だといいます。
永峰プロは、大切な場面で父親の言葉にハッとさせられることがあると話しています。
2020年、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯での優勝は支え続けてくれた家族への最高の恩返しとなったに違いありません。
永峰咲希のまとめ
- プロフィールとプレースタイル: 1995年生まれ、宮崎県出身。158cmと小柄ながら、果敢な攻めのゴルフと、見る人の心を「ほっこり」させる温かい笑顔が魅力。
- 家族の支え: 父・賢一さんと母・香奈子さんの3人家族。母親はツアーに帯同してサポートし、父親は大切な場面で心に響くアドバイスを送る存在。
2020年の日本女子プロ選手権で優勝した際のシード権を、父親のアドバイスで2023年から行使するなど、深い信頼関係がある。 - 夫との絆: 高校の同級生である田野聖和さんと、10年間の交際を経て結婚。多忙な中でも遠距離恋愛を実らせ、夫婦で支え合う関係を築いている。
- コーチング: 2020年からツアープロコーチの目澤秀憲氏に師事。ゴルフの練習だけでなく、**TPI(タイトリストパフォーマンス インスティチュート)**に基づいたトレーニングを重視し、柔軟性を高めることでゴルフの進化につなげている。
- 近年の活躍: 2025年の「資生堂・JALレディスオープン」で5年ぶりの優勝を果たした。30歳になった今も平均ドライバー飛距離239ヤードを維持するなど、目澤コーチの指導が彼女のゴルフをさらに進化させている。
若手が台頭する女子ゴルフ界で、30歳を迎えてもなお進化を続ける永峰咲希プロは、多くの若手選手にとって目標となる存在だと思います。
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